たこ焼き・明石焼きの違いとは?

たこ焼き・明石焼きの違いとは?

兵庫県の郷土料理である明石焼きと、大阪の名物料理であるたこ焼き。たこ焼きと明石焼きは別の料理ですが、どのように違っているのか気になったことはありませんか?この記事では、たこ焼きと明石焼きの違いについて解説していきます。また、レシピについても紹介していますのでぜひ参考にしてください。

たこ焼き・明石焼きの違いとは?

たこ焼き

形の違い

たこ焼きと明石焼きの違いの一つは、形の違いです。一見どちらも丸く見えるのですが、よく見るとたこ焼きは水分が少ないためボール状になっています。一方明石焼きは水分を多く含んでいるので平たい形をしています。

硬さの違い

たこ焼きと明石焼きの形が異なっているのは、硬さが違うからです。たこ焼きはボール状となっており、水分が少なく比較的固い食感をしています。一方明石焼きが丸みを帯びていないのは、水分を多く含んでいて非常に柔らかい食感だからです。

生地の違い

たこ焼きと明石焼きの硬さが異なっているのは、水分量の他に、生地に含まれる材料の違いも関係しています。たこ焼きの主な材料は小麦粉です。そのため加熱すると固まりやすくボール状に固まります。しかし明石焼きの主な材料は卵であり小麦粉が少ないため、加熱しても固まりにくく柔らかい食感を楽しむことができます。

ソースとだし汁の違い

そしてたこ焼きと明石焼きの大きな違いは、食べ方にあります。たこ焼きはソースとマヨネーズを塗って、かつお節や青のりを振りかけていただきます。香ばしいソースがたこ焼きの旨味を引き立たせ、関西のたこ焼きにはなくてはならない存在です。中でもオリバーソースのたこ焼きソースはかつおの風味が効いていて、本格的な仕上がりになります。

 

それに対して明石焼きはソースではなく、だし汁に浸していただきます。だし汁はかつおや昆布の旨味が効いていて、優しい味わいとなっています。

たこ焼き・明石焼きの関係は?

明石焼き

たこ焼きのルーツは明石焼き!

たこ焼きと明石焼きの違いについて解説しましたが、実はたこ焼きのルーツが明石焼きであることをご存知でしょうか。たこ焼きが誕生する前、大阪には「ラジオ焼き」「チョボ焼き」というものがありました。これらはたこが入っていないたこ焼きのような料理で、えんどう豆やこんにゃく、肉などが具材に入っていました。

 

そこでたまたま明石からきたお客さんが明石焼きを紹介し、具材にタコを入れるようになりました。こうしてラジオ焼き・チョボ焼きがたこ焼きとして誕生し、大阪名物として知られるようになったのです。

明石焼きの歴史

明石焼きの歴史をさらにたどると、明治時代の玉子焼きにまで遡ります。当時の玉子焼きは現代お弁当のおかずとして親しまれているそれとは別の料理でした。というのも、江戸時代末期から当時にかけて珊瑚を模倣した「明石玉」というものが作られていて、原料に卵白を使用するため、卵黄が余るという問題がありました。そこで残った卵黄を活用するために「玉子焼き」が作られるようになり、赤石玉を作る鍋を流用していたから「明石焼き」と呼ばれるようになったのではないかと言われています。明石ではタコがよく収穫されたので、具材にタコをいれるようになったという説もあります。

まとめ

この記事ではたこ焼きと明石焼きの違いについて解説していきました。形状やたこが入っている点からたこ焼きと明石焼きは似ているように思われますが、様々な違いがあります。特に食べ方に大きな違いがあり、たこ焼きはソースをかけていただくのに対し、明石焼きはだし汁につけていただきます。そしてたこ焼きのルーツは明石焼きにあり、明石焼きは明治時代の玉子焼きが元となっているのではないかと言われています。

 

この記事を読んでたこ焼きや明石焼きを作ってみたくなった方は、ぜひレシピを参考にしてください。オリバーソースには美味しさを引き立たせてくれるたこ焼きソースがあります。オンラインショップもございますので、ぜひ活用してみてください。

たこ焼ソース

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